金森重樹の不動産投資コラム 第5章:RCはアクセル、木造はブレーキ

第92回:キャピタルロスが発生する物件でもいいのでしょうか?

千葉の物件などの場合には、未だに大きなキャピタルロスが毎年発生し、地価の下落が止まらないばかりか、今後人口が急速に減少していくエリアも多いです。

また、物件によっては、区分所有のように古くなると流動性に乏しく、売却の際には大幅な値引きが必要とされる物件もあります。

年間のキャピタルロスが10%、利回り星人の好きな表面利回りが10%とすれば、表面利回りで考えても収益率はゼロです。

ここから、固定資産税・都市計画税、管理費、火災保険料、修繕費、所得税・住民税を引くと、マイナスの収益率ですが、そのような物権の売却の際に、キャピタルロスの大きく発生するエリア・物件でも、利回り星人は表面利回りさえ高ければ、投資をするのでしょうか?

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