金森重樹の不動産投資コラム 第5章:RCはアクセル、木造はブレーキ

第90回:家賃が実勢相場を反映していなくてもいいのでしょうか?

第七章「物件の選び方」の「レントロールから分かること」でも述べますが、家賃相場は、高利回りの物件の場合には、現状の相場を反映していないケースがあります。

極端な話、利回り星人を騙そうと思えば簡単です。

自分の身内を入居者として、架空の賃貸借契約を締結して、家賃を通常の相場より割高に引き上げます。

そして物件を高利回りにした後で、それを利回りに目が眩んだ「利回り星人」に売却し、その後、速やかに身内を物件から退去させます。

物件売却までの期間の賃料の持ち出しはありますが、利回り星人を騙して物件を通常の何割も高く売りつけられれば、そんなものは安いものです。

「利回りに目が眩んで、他の投資指標を無視する」のは、このように大変危険なことです。

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