金森重樹の不動産投資コラム 第6章:エリアマーケティング

第104回:大阪が日本第二の都市って誰が言ったの?2「将来推計人口」

次に、国立社会保障・人口問題研究所の平成14年3月推計の都道府県の将来推計人口を見てみますと、2010年の段階での神奈川県の人口は8,817千人、大阪府の人口は8,673千人となっています。

近いうちに、大阪府と神奈川県の人口が逆転して、東京、大阪、神奈川の順番が東京、神奈川、大阪になることは、ほぼ間違いないと思われます。

次に、東京都23区、さいたま市、大阪市、名古屋市の今後5年毎の将来推計人口を、小地域簡易将来人口システムによって推計してみますと(最終年の出生率は、簡便化のために2000年の合計特殊出生率と同じと仮定し、さいたま市は市町村合併のため旧大宮市とします)。

東京都23区、さいたま市、大阪市、名古屋市の将来推計人口

 200520102015202020252030
東京都23区8,168,5568,104,2577,954,4807,739,3657,462,3487,139,590
さいたま市476,481491,844501,427505,968506,434503,461
大阪市2,561,6242,495,7562,405,2172,298,2742,181,5042,059,019
名古屋市2,162,2732,129,2802,072,8601,997,3881,908,0391,808,850

東京都23区は、25年間で12.5%の人口減少、大阪市は19.6%の人口減少、16.3%の人口減少で、これに対してさいたま市は5.6%の人口増加です。

これで如何に「東京都内であれば空室リスクがない」とか「人口が減らない」というのが出鱈目か、ということがはっきりと数字で、お分かりになったと思います。

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