金森重樹の不動産投資コラム 第7章:物件の選び方

第141回:買付を出した後、流すとどうなるか?

買付証明を出して、銀行の融資の打診をして、銀行から融資OKの連絡を貰ったとします。

その段階で、もし物件の購入を取り止めたら、どんなことになるでしょうか?

銀行は、次回その人間が融資の打診をしてきても、恐らく断るでしょう。

手間隙掛けて、稟議書をあげて、融資の手続きをしたのに、OKが出たにもかかわらず、物件の購入を取り止めれば、銀行としては面白くないですから……

また、業者としても、勝手に買主都合で物件の購入を止めるのですから、その人間を二度と相手にしないでしょう。

買付を入れるということは「この買主については、自信があって買い付けを出します」ということですので、もしその買主が、ローンで流れたとしたら、業者の面目は丸つぶれです。

また、少し前はそもそも、ローン特約を付けた買い付け自体がレアな存在でした。

業者間では通常は、特約など入れませんでしたので。

ですから「指値を入れた後で、ごねて値引きを要求する」「買付を入れた後で、購入を止めて融資を断る」といった行為は、業者に対しても、銀行に対しても、今後の取引を非常にやりにくくするものであることを肝に銘じておく必要があります。

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