金森重樹の不動産投資コラム 第7章:物件の選び方

第119回:管理の悪い物件を買おう2「管理の状態」

区分所有の場合は、自分の一存でマンション管理業者を替えることができませんし、投資用に購入した物件が、ワンルームだけでなくファミリータイプなど、実需系と混在している場合には、当然管理に対する意識の違いがあります。

1Rを投資用に購入した方の場合には、管理会社に任せて放りっぱなしというケースも多いですから、管理には無関心な方、安ければ安いだけいいという方もいます。

こんな物件は、管理もいい加減であったり、そもそも任意売却の物件など、自分にお金が入るわけでなし「お金が勿体無いから」と、そもそも管理会社を入れていないケースも多いです。

そのような物件は、ゴミ置き場も無茶苦茶ですし、エレベーターの落書きもひどい、郵便受けにはピンクチラシが散乱していて、自転車置き場には捨ててるんだか乗っているんだか分からない自転車が、入所者の2倍以上の台数あったりします。

このような物件をみると、サラリーマン投資家は恐れをなして逃げ出してしまいます。

サラリーマン投資家は「管理が行き届いていて、駅から近くて、利回りが高くて、融資が沢山付いて」といった、夢のような物件を追い求めています。

そして、その夢を求めてあっちの不動産、こっちの不動産を見て回ってます。

現実は、そのような物件など、世の中には出ないのです。

もしあれば、水面下で業者が買っちゃいますので……

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