金森重樹の不動産投資コラム 第6章:エリアマーケティング

第117回:ここがおかしい日本の不動産投資3「ファンドの今後」

では、今後のファンドの動きはどのようになっていくのでしょうか。

空井さん

個人的な見解としては、ファンドバブルは、今後5年以内の金利上昇局面で弾け、わずかな勝ち組のファンドが、多数の負け組のファンドをM&Aしていくプロセスを経ると思います。

その時に、大バーゲンが行われるので、今は物件の取得をそれほど焦る必要はないと思います。

このまま一本調子に地価が回復していくとは思えません。

投資は(1)価格と価値のギャップ、(2)需要と供給の原則、(3)マーケットサイクルを判断して、将来の不確実性のリスクを取るゲームだと思います。

いくつかのファンドは「国内での有利な取得は難しい」と判断して、いよいよ日本のファンドも、海外不動産へ資金の一部をシフトしていく戦略を取り始めています。

いずれにしても、バブルが崩壊してから日本にも不動産投資市場が誕生したわけで、その歴史もまだ浅くダウントレンドを経験していませんので、これからダウントレンドが訪れた時に「投資家としてどう行動できるか」が、勝負の分かれ目だと思います。

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